俺が右利きなのに左手を使って生活する理由【左腕道】

俺は飯を食う時左手で箸を持つ。しかし俺は右利きだ。
俺は字を書く時左手でペンを持つ。しかし俺は右利きだ。

俺は元来、右利きであるが左利きに矯正しており、両方使える。
別に星飛雄馬のようにピッチングは左投げの方が有利だからと言って星一徹に矯正された訳ではない。

左腕道に興味を持ったキッカケ

左利きに興味を持ち、矯正し始めたのが23才の時、かれこれ俺が左腕道に入って15年も経つ。

蛇塚との出会い

左腕道に興味を持ったのは、蛇塚との出会いがキッカケである。
蛇塚は、俺の友人Ｍ田君のバイトの同僚兼ストーカーで、Ｍって大きく書かれたトレーナーを着たり、当時Ｍ田君が住んでいた高円寺に引っ越すくらいギリギリアウトな女である。

やってる事はアウトだが、本人の気質+時代+22才(♀)という要素が組み合わさったのと、M田LOVEを全面に押し出すポップなストーカーだった為「蛇塚ならしょうがないか～」と周りからは許されていた。
Ｍ田君を通じて、蛇塚と俺も知り合い、彼女が右利きだが、左手を使って生活してると聞いて興味を持ったのがキッカケ。

左腕道のメリット

左利きのメリットは多岐に渡る。
左利きの日本人は約10人の1人と希少性が高く、なんか頭が良さそうに見えたり、芸術性が高そうに見えたりとふわふわしたメリットがある。

体のバランスが良くなる

体の片方ばかりを酷使するのは、決していい事ではない。
右利きなら体の右側の使用頻度が高いだろうし、左利きなら左側の使用頻度が高い。

プロスポーツ選手は勿論、日常生活を送るだけでも、何十年と片方だけの酷使が積み重なれば、なにかしらの異常が出てもおかしくない。

左腕道に取り組む事によって、体を左右バランスよく使う事で、負担を平均化できる。

リスクヘッジになる

左手が使える事によって、万が一、右手を怪我した時のリスクヘッジにもなる。
左手が利き腕のように使えれば、利き腕を怪我した時のリスクを最小限に出来る。

テールリスクを避け、もしもの時に備えるのが、一流の男だ。

筋トレ、投資、早起き、副業、脱毛etc....できる男のライフハックに左腕道も入れて欲しいくらいである。

覚えて貰いやすい

左利きは約10％しかいないので、左利きである事が個性になり、覚えてもらいやすい。
別に覚えてもらわなくてもいいが、覚えてもらう事に越した事はない。

かく言う俺も、職場とかで左手を使っていると「左利きなんですか？」と聞かれる事が割とある。
面倒臭い時は「そうなんです」で終わらすが、話が分かってくれそうな人には、左手を使っている経緯を説明して引かれている。

スポーツで有利になる

あくまで参考のメリットになるが、左利きはスポーツで有利である。なぜなら、左利きが少ないから。
野球では左ピッチャーは球速が体感で+5キロになると言われている。

参考までに。

左利きに矯正する為に具体的にした事

矯正の為にした事は、シンプルに左手を使う。
基本的には、それのみ。

食事、筆写を左に変える

左腕道の花形が食事と筆写である。
決して、見せる為に左手を使っている訳ではないが、この二大巨頭で左手を使っていると注目を集めやすい。

なので、まずはこの2つを左手に変えてみよう。
あとは、ひたすら左手を使うのみ。本当にそれだけ。コツはない。継続あるのみ

生活の全てを左右逆に変える

あとは生活の全てを左右逆に変える。
例えば、俺の場合はペットボトルを開ける時に、無意識だと右手で持って、左手で蓋を開けていた。それを逆にする。
両手を使う作業だと、無意識でメインでどちらの手を使っているかが分からないので、意識的に逆にしていく。

左利き用のマウスが欲しい

ちなみに、今欲しい物は、左利き用のマウスである。
しかし、左利き用のマウスは少ない。

そして俺は今、ロジクールのトラックボールマウス(約7000円)を使っている。
左利き用のロジクールのトラックボールマウス(約7000円)があれば買うのだが、今の所、左利き用のマウスない。

他のメーカーならあるが、わざわざ値が張るロジクールのトラックボールマウス(約7000円)を使っているのに、それ以下の値段(恐らく性能も劣る)のマウスを使うのも馬鹿馬鹿しいので検討中。

どなた様か、左利き用のトラックボールのマウスをプレゼントしてい頂けると大変有難い。

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左腕道を志した理由

とまぁ散々能書きを垂れて来たが、そんな事はどうでもいい。
左利きのメリットなんて、完全に後付けだ。

体のバランスなんて気にし出したら水中で生活するようだし、怪我のリスクを考えたら何も出来ないし、左利きでしか印象に残らない時点でそいつに魅力はない。

要は面白いから俺は左手を使って生活している。それだけ。

日々の生活がちょっと楽しくなる

逆手を使う最大のメリットは日々の生活がちょっと楽しくなる。
食事、筆写は勿論、納豆のタレを開ける、カップラーメの蓋を開ける、スーパーで買った物を袋詰めする、改札にタッチする、鍵を開ける、財布から金を取り出すetc....

全ての行動を意識的に逆にする必要があるので、ちょっと楽しい。
日々の生活にちょっと戸惑いというスパイスを与える。
感覚的には不便さを楽しむバックパッカー的海外旅行に近いかもしれない。

逆手を使うと日々成長を実感できる

左手をメインで使うようになって約15年。
途中サボって右手を使う事もあったが、15年たった今でも。左手は右手に遠く及ばない。

やっぱ利き手ってすげーわ。
プロ野球選手も、右打ちから左打ちに矯正して、野球人生の大半を左打ちで過ごしても、引退後ノック打つ時は右打ちだっりする。

そのくらい、利き手を変えるのは難しい。
しかし見方を変えれば、15年たった今でも日々成長を実感できているとも言える。
日々試行錯誤できる事があるのは面白い。

時間を捻出する必要がない

左腕道のいいところは、新たに時間を空ける必要がない所。
現代人は無駄に忙しいから、新たな事を始める時間がない。
例えば、筋トレをしたくても、筋トレする時間もないし、ジムに行く時間もなかったりする。

しかし、左腕道なら、今まで利き手で行っていた行動を逆手に置き換えるだけ。
新たな時間を捻出する必要はない。

厳密には、行動を逆手て行う事で、今までより時間はかかってしまうが、そこら辺はいい塩梅で調整して欲しい。

いつまでクリアしたドラクエのレベルあげてるの??

俺が左腕道に出会い、右利きだけど左手を使ってるって、何人にも話して来たが、その後実践した人は0である。圧倒的0。
多少興味をもって、その場だけは逆手を使う人はいるが、継続して左腕道を志す人は0である。
その事実に俺は激オコプンプン丸と言っても過言ではない。

右手はレベル99

例えばドラクエで二人のキャラがいたとする。

片方はレベル99。ステータスは限界まで成長して、魔法、特技も全て覚えている。
このキャラを使えば、雑魚敵はもちろん、ボスにも苦戦しない。

片方はレベル1。仲間になってから一度も使っていない。
ステータスが低いので、雑魚的にも苦戦するし、ボスには瞬殺される。

どっちのキャラを使うってなった時に、大体の人は、どうせならレベル1のキャラを使ってレベルをあげていくと思う。
レベル99のキャラで、無双してもツマラナイから、レベル1のキャラを成長させる。

なのになぜ、現実世界では、みんなレベル99の利き手ばかり使うのか。
俺に言わせれば、利き手を使うのは、脳死でレベル99のキャラで冒険を進めているようなものだ。

その事に俺は怒っている。

「お前が暇なだけで世間はそんなに暇ではない」

世間がレベル99のキャラばかり使用する事に、俺は激オコプンプン丸だが、レベル99のキャラで効率よく人生と言うゲームを進めなければならない程、世間の皆さんは忙しいかもしれない。

それを言われたら何も言い返せないが、例え忙しかったとしても、たまには逆手を使ってみる遊び心があってもいいんじゃないですか？と俺は言いたい。

いつか左腕道が世間から注目される

今は効率化社会で、如何に無駄なく、合理的に、効率よく、人生を過ごすかの流れが加速している。
若者は映画を2倍速で楽しみ、インフルエンサーがドラム式洗濯機を買えと囃し立て、SNSでは様々なライフハックが投稿される。
時間を金で買うんだ。
無駄な時間を削ぎ落せ。
タイパタイパタイパ。

しかし無駄な時間を削ぎ落し、自分の時間を得たはいいが、特にやる事がない、俺みたいな奴も一定数いるのは間違いない。

よってそんな奴らの暇つぶし手段として「左腕道」が注目される未来が来るはず。