㉘日目 ガヤで旅インポ
早朝にガヤ駅に着くも、する事がないので日が昇るまで駅でダラダラ。
駅のWI-FIが強いのがインドの数少ない、いい所である。
良い感じの個室のホテルがなかったので、ドミトリーに泊まる。
かなりフレンドリーな宿だったが、英語が話せない俺にとっては、むしろしんどい。
ベッドは埃っぽいし、シャワーは温くて浴びられない。11月のインドはまぁーまぁー寒い。
俺の精神は泊まる宿によって、かなり左右される。
今思えば割高でも個室に泊まるべきだったが、旅行中はなるべく節約しようと躊躇してしまう。
旅インポ発症。
疲れも相当溜まっているし、かなりキツイ。
twitterとか、YouTubeでもバックパッカーで俺ほど弱音を吐いている人は見た事ないが、みんなはどうなんだろう。
純度100%で楽しんでいるのか。大人だから敢えてマイナスな事は言わないのか、こっそりバイアグラを服用しているのか。
原色が入ると映えるわ
㉙日目 ボツだった日
南アジア一周29日目にして遂に潰れた。
むしろ28日間毎日カメラを回し、夜な夜な動画編集していた俺を称えたい。
再生されて金になっていれば、まだ頑張れるが、全然再生されないし登録者も増えない。
今日はブッタガヤの方へ行こうと思っていたが、ベットから起き上がれなかった
ベッドで惰眠を繰り替えす。
そもそも無職だから、そんなに急ぐ必要もないんだけどね。
さすがにゴロゴロしてるのも飽きたので、夕方頃に街に繰り出す。
ついでに動画も撮るが、取れ高なかったからボツ。
サブチャンネル行きだな。
適当にぷらついて飯食って帰る。
ボツれば動画編集する日が一日減るから楽になる。
俺はなぜこんなに必死に動画編集するのか??
㉚日目 ブッタガヤへ
予定ではバランシに向かおうかと思っていたんだけど、釈迦が悟りを開いた土地、ブッタガヤに仏心寺という日本の寺があり、宿泊もできるらしいので行ってみる事にする。
仏心時のドミトリーが500円くらいで泊まれたが、安いだけあってシャワーの衛生面が厳しい。
ほぼ水しか出ないからシャワーは諦める。
インドに来てすっかり2,3日シャワーに入らなくても大丈夫な体になってしまった。
日本語が話せるガイドがチャイ奢ってくれるって言うからついて行く。
ここぞとばかりにインドの事を聞く。
話した事は、ほぼ忘れたがインドでは公務員的な仕事をしていれば年金が貰えるらしい。
ガイドを付けないで観光地を回っても、半分も理解できない。
なので俺が案内してやると、ぐうの音も出ない正論を言われたが、誰かと行動するのが苦手だから断る。
でも日本で文化的遺産とか、日本語で説明があってもよく分からんから良し。
㉛日目 スジャータ村
Super Thanksをくれた人に対して、Super Thanks貰ってくれて有難うでしょ理論を提唱。
流石に一歩間違えると大顰蹙なので、丁寧に前振りをしている。
「金をやってるのになんだその態度は!!」
なんて的外れな事を言ってくるお馬鹿さんは、このチャンネルの視聴者には居ないと信じているから、動画をアップっしている訳だが、伝わったみたいで一安心。
ちなみにSuper Thanksを頂ける事に対しては当然感謝している。
という大前提は理解して欲しい。
「あなたがSuper Thanksをあげたくてあげてるんだから、貰ってくれ有難うでしょ??」
間違った事は言っていないと思う。
インド(だけに限らないと思うが)では、物乞いに対し施しをする事で、施しをした方も救われるみたいな考えあるってインド人が言ってた。
日本で言う情けは人の為ならずみたいなもんだろう。
あなたはSuper Thanksをする事によって、いい気分になっているはずだ。
大好きなちーぷらさんの力になれた事で満ち足りた気分になっている事だろう。
だから俺に感謝しろって話。
勿論俺はSuper Thanksを頂いた事に対しては感謝している。
お互い感謝。
Win-Winの関係って事を俺は言いたい。
㉜日目 ガヤ→バラナシ
ガヤ→バラナシへ列車で移動。
座席の予約はできなかったので一番安いジェネラルクラスで移動。
ある程度。辛い事は想像していたが想像を越えてきた。
簡単にお伝えすると通勤ラッシュの埼京線で5時間移動するようなものだ。
辛い。心を折られる。2時間くらい遅延。
動かない電車で、いつ出発するのか分からないまま、待ってるのも心を削られる。
終わりが見えないのは辛い。
俺はかなり心を折られていたが、インド人は遅延する電車にイライラしている様子はなかった。
恐らく慣れているのであろう。奴らはタフだ。
でもお前らのその姿勢が、インド鉄道を甘やかしているんだぞ。
5分、10分の遅延でグチグチ言う必要はないが、2時間の遅延は流石に怒ろうぜ。
でもインドの電車はとにかく時間通りに来ないと聞いていたが、ガッツリ遅れたのはこれが初めてだからな。
昔に比べたら相当時間通りになっているんであろう。
だからと言って満員電車に5時間押し込められたらムカツクもんはムカツク。
かなり汚い暴言も吐いているので、今回の動画は大幅カットでお届けしている。
とんでもなく、疲れたがバラナシ駅に着くとわりと元気。
俺もタフだな。
㉝日目 撮影していない日
今回の南アジア一周で唯一カメラを回さなかった日。
正確には日本人宿で同室だった人とバラナシをぷらぷらしていたので回せなかった。
6人部屋で同室だった方は両腕にガッツリタトゥー、髭、高身長、でかいバックパックと、さぞかし熟練のバックパッカーかと思ったら一人で海外にくるのは初めてらしい。
バラナシには既に一週間程滞在してるとの事だったので、色々案内して貰った。
俺は誰かと行動するのが、あまり得意ではないのだが、両腕刺青さんはウマが合った。
誰かと行動するとすげー楽だし楽しい。
だけど全く海外を感じられなくなる。
街を歩く時も、飯を食べる時も雑談しながらだと、周りの情報が全然入って来ない。
誰かと居れば楽しいんだけど、俺はやっぱり一人で行動して、迷って悩んでひーひー言ってる方が好きだな。
まぁ人それぞれだね。
㉞日目 バラナシ
ガンジス川に朝日を見に行く。
朝は結構寒いのに沐浴してる人がいる。タフだ。
インド人にとってガンジス川は聖地だが、若い人にとってはそうでもないらしい。
SNSで海外の情報が簡単に手に入るから、昔に比べると信仰している人も減って来ているとか。
同じように、素焼きのチャイの器の作る仕事とか、リキシャも若い人がやりたがらないらしい
日本でも後継者問題が叫ばれたりしているが、どこの国も同じなんだな。
今のインドも一昔前に比べたら相当イージーモードになってるみたいだし、全盛期の数々のバックパッカーを震え上がらせ、虜にしたインドも見てみたかった気もする。
駅に切符を買いに行ったら、とんでもなく臭い男が寝ていた。
半ケツで脱糞していて、彼の周りにはハエが飛んでいた。
俺は本気で死体だと思ったが、周りの人はノーリアクションだったから、生きているのか??
または死体なんて日常茶飯事で気にしないのか。
これが、そこら中で繰り広げられていたのが、全盛期インドなのだと俺は思う。
全盛期インド、、、気になる。
これからも変わって行くだろうから、2022年のインドを体感できただけでも良かったとしよう。
㉟日目 インド最終日
インド最終日です。
俺は本当にインドが怖かったし、南アジア編とか風呂敷広げたけど、多分すぐに嫌になって帰国すると思っていたが、なんだかんだ一か月いた。
インドなんて、臭くて、空気が悪くて、インフラが糞で、水回り汚くて、人がウザくて、詐欺師が多くて、カレーばっかりの国だと思っていた。
そして実際その通りなんだけど、それでも嫌いになれない不思議な魅力に溢れる国だった。
「インドに行くと人生観が変わる」って言うけどその意味は充分理解できた。
俺の人生観が変わったかどうかは不明。
インドに来た事で少なからず、俺の人生に影響はあると思うので、そういう意味では変わったとも言える。
でも考え方が180℃変わったとか、そこまでの衝撃はない。
インドの旅は最終日だが、南アジア編はまだ続く。
お次はネパールへ。
国が変わると全てがリセットされるので、面倒くさい。緊張する。
これが海外旅行の醍醐味なのだが、怠いもんは怠い。