東南アジア一周のマレーシアでの日々を振り返ります。
目次
㊹日目 タイ→マレーシア
マレーシアに入国。
ハートヤイの駅前でバスステーション行きのバイタクと値段交渉していたら、おっさんが痺れを切らして値下げしてくれた。
思い返すと数十円ごときでなぜ、しつこく値段交渉していたのかが謎。
数十円なら誤差、相場とそこまで変わらないなら言い値で乗ったほうが、おっちゃんも気分がいいだろう。
値下げして割には愛想がいいおっちゃんだったから少し反省。
国境ではタイ出国の動線が分かり辛くてオロオロ。
あっちに行けと言われてもどっちか分からない。
人もほぼいなくて心細い。
おじさんが、不安そうな顔で1人彷徨う姿はなんとも滑稽だろうが、事実だから仕方がない。
背伸びして自分を大きく見せようとするから、色々と歪んでくる。
俺はダサイ。ありのまま受け入れればOK。
マレーシア入国の際にはアプリ登録が必要だったんだけど、登録したつもりができてなくてオロオロ。
結局、国境の職員の人にスマホを渡してアプリ登録をしてもらった。
彼らはプロだ。
信頼して任せよう。
赤子のように全てを委ねるのだ。
㊹日目 プダンベサール→ペナン島
プダンベサール駅からバトワースまで電車で行く。
プダンベサールの駅が国境のすぐ横にあるのだが、歩いて行くと大きく迂回するようで一時間以上かかる。
バイタクとの交渉も失敗して歩いて行く事にするが、途中で道を間違えたりで大きく時間ロス。
ATMや両替所も見当たらなくてマレーシアの通貨リンギットも手に入らない。不安だ。
新しい国はドキドキとワクワクが入り混じる。
ちょっと格好つけたが本当は、ほぼ不安で俺の心は占められている。
途中、雨も降って来てなんとかかんとか駅にたどり着く。
無事電車にも乗れて日があるうちにペナン島にたどり着けた。ありがたい。
㊺日目 ペナン島/ジョージタウン
ペナン島のジョージタウンはストリートアートの街らしいが、残念ながらあまり興味がない。
あまり興味がなくても、知らない街を歩くだけで割と楽しいからOK。
YouTubeで海外旅行動画をあげている人は数多くいるが、俺みたいなスタイルの人は、ほぼいないのではないかと気づく。
やはり独自性はかなり大事だと思うので、俺が作りたい動画と被っている人がいないのはラッキー。
これは俺が見つけたブルーオーシャンだ。
後進がいるかは大いに謎だが、俺はこのジャンルのパイオニアになる。
類似動画が大量発生して、ちーぷらのパクリじゃんと言われて欲しい。
ドミトリーがしんどいから、宿を替えて個室に移った。
部屋は極狭でシャワーとトイレは共同だが、清潔でかなり快適。
部屋は広い必要はない。マジで。
㊻日目 ペナン島/ペナンヒル
ペナン島を一望できるペナンヒルに行く。
あまり乗り気ではなかったが、行ってみたら案外楽しかった。
ペナンヒルに上るケーブカーが激混。
夜景を見ながら酒を飲むのは気分がいいね。一人ってのがちょっぴり寂しいがもう慣れたよ。
肉、野菜とか40~50種類くらいの一口サイズにカットされた具材を自由にしゃぶしゃぶして食べる屋台があったから行ってみた。
最初はシステムが分からないから見よう見まねで食べてみる。美味い。
俺はなんでも半生で食べるのが好きだからレバー的なやつも半生で食べてしまった。
美味かったが、あれ?お腹大丈夫かな?って不安になったが無問題だった。俺の腹は強い。
㊼日目 ペナン島→クアラルンプール
マレー半島を南下してマレーシアの首都クアラルンプールを目指す。
ペナン島で安く酒が買える酒屋の前で1人で飲んでいた、西洋人バックパッカーもバスステーションにいた。
まるで浮浪者のごとく髭と髪を伸ばした彼を俺は密かに長老と名付け、長老もKLにいくのかなとドキドキしていたら違うバスに乗って消えてしまった。
長老は70才くらいだろうか?じじいの1人バックパッカーは渋い。
全てを達観したような長老の一つ一つの所作に俺は痺れた。
当然話しかける勇気なんてないから遠くで見ていた訳だが、案外心の中は慣れない異国の地に心臓バクバクで、マジ不安だわーって思っていたら面白い。
KLは都会だ。普通に都会。
急にKLクラスの都市に放り込まれたら訳が分からん。
地方の人が新宿駅に降り立っても訳わからんと思うが、KLは+海外だからより訳わからん。
都会すぎるもの困りもんだな。
㊽日目 クアラルンプール/バトゥ洞窟
バトゥ洞窟に向かう。
派手に電車を乗り間違える。KLってつく駅が複数あるから分かり辛い。
福岡県の駅に行こうと思ったら、うっかり富山の福岡駅に行ってしまった外人さんの話を聞いた事があるが、外人にとって異国の駅はそれほど未知。
バトゥ洞窟は猿猿猿。猿が我が物顔で闊歩し、人間様が持っている水とか食料を強奪し食っている。
カラフルな階段は遠目からだと綺麗だが近づくとけっこう塗装が剥げてしまっている。
年季が入っているのかと思ったら、塗られたのは2018年らしい。意外と最近。
ゴミが落ちてるのが目立つから、入場料とって清掃費に充てればいいのにとか思ったりする。
俺も年をとった事で、入場料を払う事への抵抗感がなくなった。
このお金が施設の維持に使われのなら俺は本望。
㊽日目 クアラルンプール
YouTubeのコメント欄でちらほらアンチコメントが来るようになった。
正確にはアンチコメントまでは行かず、苦言を呈す程度なんだけど。
しかし俺はアンチを待っていた。
認知されていなければアンチは生まれない。アンチは認知の証だ。
なのでちょっぴり嬉しかったりする。
肯定的なコメントは嬉しい。
非常に嬉しいのだが、やはり俺が発奮するのはマイナスはコメントだ。
クソみたいなコメントが来ることで、見とけよこのボケと思って俺は動画編集に熱が入ると思う。
ちなみにクソみたいなコメントはまだ届いていない。あくまで苦言を呈す程度のコメントがたま~に来るくらい。
登録者2000人程度では、アンチコメンター界隈から相手にしてもらえない。
もっともっと知名度をあげなければ。
そして真のクソみたいなアンチコメントが来た時、この動画を後悔して凹むのだと思う。
㊾日目 クアラルンプール
マレーシア最後の日だから贅沢してちょっと高いアパートメントにでも泊まろうかと思ったが、連絡が上手く取れず結局泊まれなかった。
泊まれないし、宿泊代はカード払いだったから返ってこないしで最悪。
ムカつくからスーパーで酒とか買い込んでやけ酒。
怒りの化身になってはいけない。怒りの化身になりそうな時は金を使って俺の機嫌をとる。
たまには趣向を変えて文字のみの動画でも作ろうかと思ったが、あれは俺には合わないな。
視聴者からも不評。人には向き不向きがあるもんだ。
ペトロナスツインタワーはツインタワー界では世界一というちょっぴり微妙な称号だが近くて見ると迫力ある。
なんとなく見に行ったら思った以上にに良かった。
今回の東南アジアの旅もそろそろ終わりを迎える。
たかだか50日くらいでヘロヘロだ。
あまり海外に向かない性分なのに海外に興味を持ってしまった悲しみ。まぁしょーがない。