東南アジアを一周したタイでの日々を振り返ります。
㊵日目 再びタイ/現状維持で旅続行
夜行バスで再度バンコク入り。
ベトナム→カンボジア→タイ→ラオスと回って再度タイへと戻って来た。
正直そろそろ疲れたから帰国しようかと考えていたが、なんとなく完全燃焼してない気もして迷っていた。
まぁようはどっちでもよかった。
地下労働施設行きと日本への帰国なら、迷うまでもなく帰国を選ぶ訳だから悩んでる時点でどっちでもいい。
結局はバンコク→成田の安いチケットが1週間先だった事と、もう少ししたら日本へ帰国の際のPCR検査が撤廃されるかもと思い旅を続行する事にした。
旅を40日ほど続けた事で、旅を続ける事が現状維持になってしまって、旅を終わらせるほうが一大決心になっていたのかもしれない。
本来人間は変化を恐れる生き物だ。
常に毎日が変化する旅から、変化がない日常へ戻る事さえも本能で嫌ってしまう。人間とは面白い生き物だ。
現に「あ～あ帰国すれば楽ちんなのに、まだ旅が続くのか～」と思っていた気がする。
サムネの現状維持で旅続行は非常に気に入っている。
この後ろ向きな感じが実に俺らしくていい。
後ろ向きながら、なんとか必死に前進する。
実に俺らしい。
㊶日目 寝台列車でバンコク→ハートヤイ
うっかり現状維持でタイ南部の街、ハートヤイへの寝台列車のチケットをとってしまったので旅は続行される。
本当は列車でマレーシアまで行きたかったのだが、コロナの影響で直通運転はしていないらしい。多分。
とりあえずハートヤイに行ってからマレーシアへの入国方法を探る。
実に旅人らしいが、不確定要素が多いと精神的に疲れる。
最初から最後まで行程がきっちり決まっていれば、精神的には楽だろうが、海外旅行は不確定要素を楽しむ側面もあるからなかなか塩梅が難しい。
バンコク→ハートヤイの寝台列車は値段が高くてびびったが、高いだけあって綺麗な列車だった。トイレもボットンではない。
車窓から景色を眺めるのが好きだ。
夕日を見るのもいい。
朝日も見るのも素敵だ。
旅してる感をビンビンに味わえる鉄道には浪漫がある。
㊷日目 ハートヤイで10年前に思いを馳せる
ハートヤイには10年前にも来たことがある。
断片的な記憶しかないし、写真もない。
当時はバックパッカー経験豊富な先輩と来るはずだったのだが、出発直前にバックパッカー経験豊富な先輩のパスポートの有効期限が切れている事が発覚して一人で海外にやって来た。
彼が本当にバックパッカー経験豊富だったのかは今となっては大いに謎である。
でも今は有効期限が近いとチケットとか買えないんだろうなー。
バックパッカー経験豊富な先輩の尊い犠牲が安全性を高めたと言ってもいいのかもしれない。
あの頃はスマホもないし、地球の歩き方東南アジア版を片手に必死だった。
正直あまり楽しくなかったし、もう海外はこりごりだと思ったが、まさかまた戻って来るとはね。
ハートヤイは10年後くらいにまた行くか。
その時は、高性能翻訳機が言語の壁を取っ払ってくれているのであろうか。
㊸日目 ハートヤイ/YouTube登録者が1000人に到達して思う事
YouTubeの登録者が1000人を突破した。
これで夢の不労収入生活だ。ありがたやありがたや。とはならない。
収益化は新米YouTuberの一つの目標だし、俺もそこを目指して来たが、たかだが1000人では喜べない。
YouTubeで収益化しているチャンネルは10～15％ほどあるらしい。
俺は上位10％程度では満足はできない。
とりあえず10万人くらいは到達したいと思っている。マジで。銀の盾が欲しい。
10万人いくかどうかは分からないし、具体的な道筋が見えている訳ではないけれど、とりあえず俺が10万人くらい行かないと可笑しいだろと思える動画を作り続けたいと思う。
俺が思えるかどうかが大事。
もちろん独りよがりにならないように気を付けるが、俺の感性は極めて普通だから俺が面白いと思うなら一定数の人は面白いと思うはず。
となれば10万人くらい行くでしょ。
しかし、本当に満足の行く動画が作れたなら再生数とか気にならなくなると思うから、このモヤモヤは動画のクオリティの低さを表していると思う。動画に100％満足ができないから足りない分を他人からの賞賛で埋めようとしているのかもしれない。
なんか天才ぽい雰囲気が出て来たな。
さぞかし高尚な動画を作っているのかと思うかもしれないが、内容はおじさんが文句言いながら海外をぷらついている動画である。
とまぁこんな感じで、午前中に怒りながら動画を撮っていたら、その日にアップした動画に「1000人おめでとう」のコメントがいっぱい来た。
みんなに祝福されてちょっぴり複雑なちーぷら君なのでした。
