
カンボジアのマッサージ店で、気付いたら店員が全裸だった時のお話です。
東南アジアでマッサージ屋に入ると、股間あたりをまさぐられてSEXを提案される事がある。
本気かどうかは分からないが、俺の母親より年齢が上であろうおばちゃんでも、普通の顔で提案してくる。
これはカンボジアのマッサージ屋で、金のためにSEXがしたい女性と、SEXを拒否する男の物語である。
俺の屍を越えて行け!!
エロマッサージを断るのも一苦労

東南アジアでマッサージ屋に入ると、「スペシャルマッサージしないか」と持ち掛けられる事がある。
勿論、マッサージ代とは別で金がかかり、内容はSEXだったり、手コキだったるする(らしい)
俺はスペシャルマッサージは丁重にお断りさせて頂いているのだが、断っても案外しつこく食い下がってくる。
THE日本人である俺は、場の空気を壊さないように、微笑みながらやんわりと断るのだが、これだと押せばイケルと判断されるのか、なかなか引き下がってくれない。
スペシャルマッサージを断っている間も、刻々とマッサージの時間が減って行くのも気にくわない。
いちいち断るのが面倒なので、俺はマッサージ屋に行くのを避けていた。
または、個室にならないフットマッサージのみを受けるようにしていた。
世界遺産の街シェリムアップ

ボディマッサージを避けて東南アジアをぷらぷらしていたのだが、疲れが溜まってきたのでシェムリアップでボディマッサージをしてもらう事にした。
スペシャルマッサージのやり取りが面倒臭いので、外観がしっかりしたエロの匂いが微塵もしないマッサージ屋に入り、ボディマッサージの一時間コースをお願いした。

場所はシェムリアップの中心地にあったが、正確な場所は忘れた。
おばちゃんマッサージ師
受付をすると二階の個室に案内された。
カーテンで仕切られてるだけのスペースでボディマッサージを受ける所もあるので、この店はかなりしっかりしているんだなと感じて、安心する事ができた。
俺が部屋で用意されていたマッサージ用の服に着替えると、おばちゃんが入ってきた。
年齢は50歳くらいだろうか?とても愛想がいい。
胸の谷間が若干気になったが、深い意味はないはずだと自分を納得させてマッサージに挑んだ。
まずは背中
マッサージの王道の流れは分からないが、全身マッサージは背中から始まる事が多い。
まずはおばちゃんに背中をマッサージしてもらう。
可もなく不可もなくだが、充分気持ちいい。
お互い拙い英語で「どこから来たの?」「アンコールワットは行った?」等とめどない会話をしながらマッサージを楽しむ。

忍び寄る手
30分くらい経つと今度は仰向けになるように促される。
仰向けになって、おばちゃんと目が合うと、彼女はニコっと微笑んだ。
そして鼠径部のマッサージを始める。
俺も男なので、いくら相手がおばちゃんとは言え鼠径部のマッサージは気持ちいい。
そして時折、おばちゃんの手がイチモツに当たったりする。
鼠径部をマッサージしているのだから、イチモツに手が当たる事もあるさと思っていたが、その回数が明らかに多い気がする。
むしろイチモツがメインで、鼠径部のマッサージがついでみたいになって来ている。
これは明らかにスペシャルマッサージの流れだと思った俺は、必殺の寝たふりをした。
寝たふりをする事で、スペシャルマッサージの提案を避けつつも、マッサージは続行してもらう、攻守最強の技。
しかし、そんな事はお見通しよとばかりに、肩を叩いて俺を起こし、スペシャルマッサージを提案してくる。
勿論、NOと断ったのだが、断るとおばちゃんは、ちょっと待っててと言って部屋を出て行ってしまった。
新たな刺客

おばちゃんが出て行くと、すぐに新しい女性が入って来た。
年は40前。割と美人。とても笑顔が素敵だ。
恐らく若い頃はモテたのであろう女性は胸元がざっくり空いていて、全身からエロいオーラを放っていた。
全身からエロいオーラがビンビンだが、建前上はマッサージ屋だからか彼女も普通にマッサージを始めた。
しかし、すぐに「鼠径部をマッサージしていたらうっかりイチモツに手が当たっちゃいました」を仕掛けて来た。
俺も寝たふりで何とか応戦するが、歴戦の勇者には通用しない。
叩き起こされて、スペシャルマッサージを提案された。
断るが彼女は引かない。
スマホのGoogle翻訳を使って、SEXを提案して来るが、元々彼女の意図は俺にしっかり伝わっているので特に意味はない。
翻訳機能特有の、訳の分からない日本語如きで俺の心は動かない。
彼女は俺に抱きついたり、イチモツにディープなマッサージを施すなどをして来たが、俺がNOの姿勢を貫いたので退散して行った。

おばちゃん再び

エロオーラ全開の女性が出て行くと、再度最初のおばちゃん笑いながらが入って来た。
一時間コースで入ったから、もう終わりなのかと思ったら、まだマッサージしてくれるらしい。
笑いながら何かを言っていたが、
「お兄さん普通のマッサージ希望だったのね。それなら最初から言ってよ。勘違いしちゃっておばちゃん恥ずかしいわ~」的な事を言ってるような表情だった。
またスペシャルマッサージ
やれやれやっとこっちの意図が伝わったかと、安心したのもつかの間、また「鼠径部をマッサージしていたらうっかりイチモツに手が当たっちゃいました」を仕掛けて来た。
よく見ると先ほどより、服の露出が増えている気がする。
現状を理解するのに時間がかかったが、まだSEXを諦めていないらしい。
ここまでされるとと、俺も流石に笑ってしまう。
なぜ先ほど断ったのに、今度をイケルと思ったのか。
何たる執念。その粘り強さを是非とも見習いたい。
しかしおばちゃんは弛緩した空気を敏感に感じ取り、SEX交渉をして来る。
面白いけどSEXする気にはならないから、俺も断り続ける。事態は完全に膠着した。
マッサージを続けながら20分くらいやりとりが続いたが、遂におばちゃんは諦めたのか部屋から出て行った。

エロオーラムンムンの女性再び

おばちゃんが出て行くと再度、エロオーラムンムンの女性が入って来た。
SEXするまでこのマッサージ終わらないのか?
まるで無限地獄。
背中をマッサージするから、うつ伏せになれとの事。
遂に諦めたのか?と思いうつ伏せになると、普通に背中のマッサージが始まった。
10分程背中などをマッサージしてもらう、次は上を向けと言われたので仰向けになると、いつの間にか女性は全裸になっていた。
5ドル
おいおいマジかよ。と思ったのと同時に女は俺に抱きついて来た。
俺に抱き着きながら耳元で「5 dollars」と呟いた。
聞き間違いかと思ったので、もう一度確認するがやはり5ドルらしい。
SEXが5ドル??信じられないからスマホを使って確認するも、やはり5ドルらしい。
手コキ的なことなのかと思って、ジェスチャーで確認するも、SEXが5ドルらしい。
俺が何回も確認するから、やっとその気になったと喜んでいたが、やはりSEXする気にはならなかった。
SEXする気にはならないが、充分楽しませて貰ったので俺は5ドルを払いマッサージ屋を出た。
入店から2時間近く経っていたので、マッサージ屋を出る時に受付の若い女の子に「あんたも好きね~」みたいな顔で半笑いで見送られた。切ない。
