体験談

【一人富士急】人生観変えたきゃ一人で富士急に行け!!

2022年2月15日

ちーぷら
ちーぷらです。
一人で富士急に行った時のお話をします。

当時の俺はYouTubeやTwitterなどのSNSをしていなかったので、ネタ作りではなくシンプルに行きたいから行った。
だって絶叫マシンに乗りたかったんだもん。
行きたいから行く。シンプルにして最大の理由。強い。

あの日一番富士急に行きたかったのは俺だ

断っておくが俺は超まともな人間なので一人で遊園地に行くのは恥ずかしいという感情は持ち合わせている。
決してそこら辺の感情がぶっ壊れた人間ではない。
しかし恥ずかしい感情より、絶叫マシンに乗りたい気持ちが上回ったので一人で富士急に行ってみる事にした。

葛藤を乗り越えて富士急に行った俺。
どう考えてもあの日、FUJIYAMAに一番乗りたかったのは俺だ。

一人富士急で気付いた事

FUJIYAMAはスタートしたら、まず最高地点までゆっくり登って行く。
その高さ約79m。ビルで言うと20階超に相当するらしい。
当然怖い。小さくなって行く地上の人々。少しずつ、しかし確実に近づいてくる落下の時。眼前に広がるマウント富士の雄大な自然。

この時間も絶叫マシンの醍醐味であり、隣の人ときゃーきゃーと恐怖を共有し楽しむ場面であるが、俺は一人。
この恐怖を一人で受け止めなければならない。これが案外きつい。

富士急に行く前は並んでる時がネックでアトラクションに乗ってしまえば、こっちのもんだと思っていたけど、とんだ伏兵がいた。
何事も体験してみなければ分からないもんだ。

ここが辛いよ一人富士急

孤独をひたすら突きつけられる。

当たり前だが一人で行っているので並ぶ時も一人。
俺は比較的混まないであろう4月中旬の平日に富士急に行ったのだが、それでも長いと1時間弱は行列に並ぶ事になる。
行列は何度か折り返すので、同じ人と何回かすれ違うのだが、

ギャルA「あの人、1人じゃない?」
ギャルB「きっとYouTuberなんだよ」

ちーぷら
・・・・・・・・・・・・・・

となった。

遊園地には複数で行くのが当たり前。
当然一人でいれば好奇の目を向けられる。
これは致し方ない。

FUJIYAMAに乗って元の位置に戻る時

絶叫マシンは、レールを一周して出発した位置に戻って来る。
元の位置に戻ると、次に乗る人たちが、どんなもんかとわくわくした目でこちらを見て来る。
幸か不幸か俺は車両の先頭に乗っていたため、一人で乗ってるのがモロバレ。

その時どんな顔をしていいのか迷う。
いい歳した男が一人で絶叫に乗っていて、無表情ってのも場の空気を壊す気がする。
かと言って一人で笑顔ってのも、より怖い。

とりあえず左斜め上を見ながら微笑んでおいた。
未だに正解が分からない。

「人の目を気にしないで楽しければ笑えばいいじゃない」と、正論っぽい事を言ってくる輩がいるかもしれないが、俺はあの場で笑う事が正解とはどうしても思えない。

シートベルトの最終確認

絶叫マシンでは、出発前に係りの人がシートベルトがしっかり締まっているか確認してくれる。
その時になんか変な空気になる。
係りの人と言っても地元の大学生とかのバイトだろうから、(ん?こいつ一人!?)って心の声が顔に出てる。

当然、俺も表情の変化には気付くか、凛々しい顔で真っすぐ前を向いてやり過ごす。

奇数グループの1人と隣の席にされる

これが一番辛い。
絶叫マシンは基本2人が横並びに乗る。
係の人が日本人ならおもてなしの心で一人で座らせてくれるのだが、外国人だと平気で奇数グループのとこにあてがってくる。

3人グループの女子大生っぽいグループのうちの1人と隣になった時はきつかった。
おれは一度も隣を見ず、声も発さずにええじゃないかを完走した。

きっと俺の隣に座った女の子は、知らないおじさんの隣に座った事で一日いじられ続けたであろう。

乗車中に撮影された写真を見る時

絶叫マシンに乗っている時に写真を撮ってくれて、それを販売しているが、一人で乗ってる自分をみると少し切ない。
その写真はしばらく掲示されているから、俺は辱めを受け続ける事になる。

ここが素敵よ一人富士急

自由

圧倒的自由。
好きなタイミングで乗りたい乗り物に乗れる。
俺はええじゃないかが空いていたから、ここぞとばかりに3回連続で乗った。
あと、俺は昼飯を食べないから、その時間も色んなアトラクションに乗れて満足。

謎の全能感

孤独がカンストして、頭がおかしくなった可能性は否定できないが謎の全能感に包まれた。
言うならばドラゴンボール/ナメック星編に出てきたフリーザになった気分。

一人で遊園地に行く自由に1人で遊園地に来てる奴を笑う自由

くたばる自由に生きのばす自由

俺が好きなバンドTheピーズ/生きばしにこんな歌詞があるのだが、なんとなく一人で富士急に行ってこの歌詞が浮かんだ。
俺は誰にも迷惑かけてないし、一人で富士急に行くのも自由。
そして一人で富士急に来ている俺を笑うのも自由。
そう考えると気が楽だし、一人で富士急に行ってからはこのぐらい軽い気持ちで生きている。

人生観変えたきゃ一人で富士急に行け

正直、人生観は変わらない。これで人生観が変わるなら、お前の歩んだ人生がやばい。
でも俺が30年生きてきて味わった事がない感情が生まれたのも事実。
バックパック背負って一人で東南アジア回っても芽生えなかった感情。
まぁ普通に楽しかったから、俺みたいに一人富士急に興味がある人は行ってみてね。

ちーぷら
ちなみに俺は翌年も一人で行った。

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