リトルカブで日本一周して来ました。
原付で日本一周するメリット・デメリットをお伝えします。
リトルカブで日本一周していると言うと、驚かれる事が多かったが、俺は原付しか乗った事がないからあまりピンとこなかった。
実際にリトルカブで日本一周してみて感じた事をお伝えします。
目次
原付で日本一周するメリット
燃費が安い
なんと言っても燃費が安い。
俺のリトルカブでリッター50~60キロは走っていたと思う。
だが、そもそもバイクと言う乗り物自体が燃費がいいからそこまでの優位性はないかもしれない。
駐車が楽
原付は車体が小さいのでいろんな所に駐車できる。
この優位性は都心に行けば行くほど発揮される。
都心の駅でも、原付なら無料で駐車できたり、自転車と同じ所に停められたりと、かなり便利。
また、駐車場が有料のホテルでも原付なら無料で停められたりするのが大きな利点。
駐車場所を探して彷徨う時間が減るのはありがたい。
普通自動車免許で乗れる
これも大きなメリット。
俺は普通自動車免許しか持っていなかったら、原付のデメリットと、バイクの免許を取りに行く手間、金銭的負担を天秤にかけて原付を選んだ。
出発する前のハードルは低いければ低いほどいい良い。
原付で日本一周するデメリット
メリットがあればデメリットもある。
むしろデメリットの方が多い。
30キロ制限
最大のデメリット。
法定速度が30キロと言う地獄。
中型大型バイクが60キロで走行できるとしたら、単純に2倍の時間がかかる。
のんびり回るのにはいいかもしれないが、北海道みたいに信号のない果てしない道でも30キロしか出せないのは、なかなか辛い。
二段階右折
二段階右折(にだんかいうせつ)とは、道路の交差点で左側通行の国において右折する場合に、交差点の側端(交差点の輪郭)に沿って曲がる事を言う。右側通行の国において左折する場合に同様の行為により曲がることは二段階左折と言い、どちらの場合も含めてフックターン(かぎ曲がり)とも言う。
文にするとよく分からないが、用は交差点で歩行者や自転車と同じような動きをしなければならない。
これが地味に面倒くさい。
大きな交差点だと5分くらい待つこともあり、地味ながらかなりのデメリット。
二段階右折禁止
ちなみに二段階右折禁止標識がある場合は、二段階右折の条件の条件を満たしている交差点でも、二段階右折をしてはいけないと言う初見殺しみたいな標識もあるから要注意。
燃料タンクが小さい
これもなかなかのデメリット。
ちなみにリトルカブは容量が3.4リットルなので走行できる距離が約150~180キロ。
そもそも街乗り中心で長距離を走る想定はしていないのだろう。
こまめに給油するのも面倒くさいし、常にガス欠の恐怖と戦う事になる。
自動車専用道路
原付と言うか125CC以下の二輪車は高速道路、自動車専用道路が走行できない。
俺はGoogleマップを使って旅をしていたんだけど、高速道路は使用しないルートで検索しても
Google大先生は自動車専用道路は走らせようとしてくる。
その都度、自分でルート修正するんだけど面倒くさい。
上記の看板が出てくると絶望する。
番外編
ごりごりのおっさんライダーーに絡まれる
北海道に原付は存在しない。
少なくとも俺は見なかった気がする。
なので北海道で原付は珍しいらしく、ごりごりの革ジャンおっさんライダーに絡まれたりした。
関門トンネル人道
関門海峡を繋ぐ、全長780メートルの歩行者用海底トンネル。
原付は車道を走行できないため、歩行者や、自転車と一緒に地下約60メートルまでエレベータで下りてから歩いて渡る事になる。
海底に県境がある珍しいスポット。
しまなみ海道
しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路。
瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んでいて、青い海、緑豊かな島、美しい橋が織りなす風景に癒される。
原付は道路を走行できないので、サイクリングロードを走る事になるんだけど、そのほうが島とか自然を感じられて絶対に良い。
日本一周してみて思った俺の結論
原付で日本一周すると、面倒くさい事が多く時間もかかるが、そもそも日本一周が非効率な旅なので気にする必要はない。
原付で何の問題もなく日本一周はする事ができるので、自分の好きなバイクで旅をすればいいと思う。